sora tob sakanaラストアルバム「deep blue」

「sora tob sakana」知ったのは引退後でした…

一聴しただけで惹かれてしまう楽曲との出会いってなかなかないですよね？

自分にとって「sora tob sakana」がそうでした。

最初の出会いはYouTubeのレコメンド。

とにかくひと目観て衝撃でした。

興奮しながらディスコグラフィを検索したところ、

3rdアルバム「deep blue」の説明文に、「ラストアルバム」の文字…

そう、知った時にはもうすでに解散してたんですね。

Flipper‘s Guitarもそうだった

だいぶ昔の話ですが、

今回のオリンピックで話題になった「小山田圭吾」と「小沢健二」のユニット、

Flipper‘s Guitarのときもそうでした。

ラストアルバム「ヘッド博士の世界塔」が最高で、

ロキノンなどチェックしたらもうすでに解散したあと。

その後、過去のアルバムを聴いたら全部名盤だったときの衝撃！

もちろんコーネリアスやトラットリア、オザケンのソロなどフォローしまくりました。

ラストアルバムが3rdアルバムというのも sora tob sakana と同じ。

もう少し早く知ってたらライブとか行けたのになーとか、

思っちゃいますよね。

正直、MVは個人的に微妙

デビュー曲のMVを観て、楽曲はいいのにMVがイケてないなと思った記憶があります。

最近のMVも同様で、女性ユニットのよさが生かされていないように感じる。

レーベルはユニバーサル、大手なんだからもう少し頑張れそうなものですが…

あくまで個人の感想ですが、もったいない！

Perfumeとの共通点

Perfume好きだったんです。特に徳間ジャパン時代。

あんなに惹かれた理由は明白で、もちろん3人の個性もさることながら、

天才プロデューサー中田ヤスタカ、

オリンピックを手掛ける予定だったコレオグラファーMIKIKO先生、

MVを初期から担当する関和亮、この3人が自由にさせてもらっていたから。

ユニバーサル移籍以降、

どんどん大きくなるムーブメントにこの自由が少しずつ失われ、

つまらなくなったように感じてフォロワーから離脱したのですが、

「sora tob sakana」はPerfume黎明期のように、

プロデューサーが自由に発想して指揮統括し、

パフォーマーもプロデューサーの意向を忠実に表現しようという意図が感じられます。

ファルセットと秀逸なアレンジ

プロデューサーは、照井順政。

彼女たちの魅力を存分に引き出してると感じます。

とくにアレンジとファルセット。

でんぱ組.incのような声優っぽい声色とも違う、

悪く言うと普通の女の子っぽい声。だがそれがよい。

普通だけど個性的な声、そして秀逸なアレンジ。

メロディももちろん好きなんですが、

バキバキなトラック、これが大好き！

抑揚を抑えきれずに漏れ出す切なさは、初期Perfumeを思い出します。

曲の山場、ユニゾンのファルセットが気持ちいい！

ランニングにピッタリ！

「sora tob sakana」のアルバムをApple Watchに入れて、

ランニング中に聴いてます。

アップテンポな曲に乗せられて走ると、めっちゃ気持ちいい！

どこまでも行けそうな気がする。ぜひお試しを。

解散は残念ですが、Flipper‘s Guitarのように解散後も聴き継がれるアーティストに

sora tob sakanaもなってほしいし、

3人やプロデューサーの今後の活躍も期待してます！